2012年3月2日金曜日

小さな出会い。

午後になりました。
皆さんいかがお過ごしですか?
今日はあいにくのシトシト雨ですね。
段々春に近づいている感、漂います。

さて、昨夜はちょいとバタバタしました。聞いてください。

新高円寺のゲストハウスにて作業中、ルベンに異変が起きまして、すぐに家に帰り、
最寄りの夜間も空いている病院をいろいろ調べて電話をかけまくった結果、
都立墨東病院ならOKということでタクシーにて向かいました。

到着は夜の9時頃。
いろいろ手続きを済ませ、順番になるまで待ってました。
錦糸町という場所柄、外国人もちらほら(フィリピーナ、インド人父息子など)。
ふと後ろから、「うーん、うーん」という息苦しい声がします。
思わず振り返ると、5歳ぐらいの男の子がマスクをして、毛布をかけられて寝ながらうなってました。
そばにもっと小さな女の子と、少し大きな男の子。
(あれ?お母さんは?)
うなっている男子は「お腹が痛い・・」と。。
私は「もうすぐ治るよ、もうすぐ先生が見てくれるからね。がんばれ」と声をかけました。
男子は「本当に治るかなぁ」と目をつぶりながらも返答。
そうこうするうちにお母さんらしき女性が来ました。
私ぐらいの年齢のママさん。
男子のお腹をさすり、またどこかへ行きました。
男子は「ねぇ、ママみたいにお腹さすって。」と横に立つお兄ちゃんに言いました。
お兄ちゃんは私の事を見て、ちょっと照れくさそう。
すかさず私は手を伸ばし、さする仕草で「治る治る!ほらお兄ちゃんもやってあげて。偉いね。」
と言うと、お兄ちゃんは恥ずかしそうになで始めました。
妹ちゃんも心配そうに、でも私に興味深そうに近寄って来ます。

そうこうすると、ママが戻って来て、「あぁ、すみません」と。
私は、子供だけ3人でうなっている状況から、思わず「守らないと」という本能が働き話しかけただけで。

ママや女の子、お兄ちゃんと話していると、
女の子は「まりぃ」ちゃん3歳。12月のお誕生日になんとかパクトをもらって変身する予定。
お兄ちゃんは「えいせい」くん6歳。明日の朝小学校に行くのに起きられるか心配。
うなっていた次男は「あおい」くん5歳。うなりつつも、私たちの会話に入ってきて自分をアピール。
ママさんはすっぴんだけど綺麗な顔立ちで、たぶん私より若いかなぁ。30ぐらいかなぁ。
1人で3人も抱えて、偉いなぁ。

そうこうするうちに順番が来て、ママさんは「あおい」くんを片手にひょいと抱えて先生の元に行きました。

残った2人と私。
ベンチに穴があいていたので、「まりぃ」ちゃんはそれに指をつっこんで遊んでます。
指を突っ込む度に、私が「がおぉー」と怖い声と顔を作ると、「まりぃ」ちゃんは喜びます。それを5回ぐらい繰り返すと、「まりぃ」ちゃんが興奮してきて声が大きくなったので、マズいマズい。

この時ルベンはひとり携帯で読書中。子供に興味全くなし。

それから私は「えいせい」くんにも声をかけ、世間話。
ふと、お父さんはどうしてるんだろうと、「あれ?お父さんは?」と聞きながら、(まずい!もしお父さんいなかったらどうしよう・・)と焦りながら。
すると「えいせい」くんは、
「あ、パパね、静岡にいるよ。」
私「あ、そっか(安心)。なんで?」
えいせい「うーんとね、前にお金全部持って静岡に逃げちゃったの。」
私「(うそ!それって・・)へぇー、そりゃ大変だ。じゃえいせいくんがママを助けなきゃね。(冷静に)」

周りに聞いている大人がいるかも、と思ったのでもうパパの話はやめました。


うーん、後からやっぱり反省。
みんないろいろな家庭環境があるから、うっかり入り組んだ事聞かない方がいいな、と。
あと、小さなお子さんを持つ人は、急に発熱とかしょっちゅうだろうから、大変ですね。
昨日の別の1歳ぐらいの男の子は、床に吐いちゃって、お母さんが病院の人に謝ってました。
うちの太朗(犬)と同じだな、と思いました。


で、うちのルベンはというと、点滴がよく効いて今日はすっかり治りました!
Bien!

健康に感謝。
私はあまり風邪などひかないから良かった!

そうそう、帰りは都立墨東病院を出て歩いて錦糸町駅まで向かいました。
すると、なんとそこはラブホテル街の真ん中。
フィリンパブやタイ、韓国パブも軒を連ねているエリアでした。
あぁ、さっきのフィリピン人のお姉さんも、テーブルの上で踊ったりしているのかなぁ。
そんな話をしながら駅に向かう途中ルベンが突然思い出しました!
「あ、しまった!今日は僕たちの日だったね!」

そう、毎月1日は私たちの記念日。
今日は散々だったけど、人生いろいろな日があるわけで。
2人で仲良くサイゼリヤにて私はミラノ風ドリアを、ルベンはピザ2枚を食べました。
おいしかったな。

そんな1日。